Michiyo’s Journal

ソウル紀行 Vol.4

祭殿の向かえ側に、王家ではないが功績を挙げた人たちも祀られていた。
『といっても、私から見ると、裏切り者も祀られています。』と、ガイドさん。そして、最初の王様の4代前の先祖から祀られているのだそうだ。先祖たちの守りを得るため、王様は民衆の代表として祭を行う。1300年代からずっと続けられてきたという祭は、無形文化遺産とされた。全ての人が幸せに、そう思う気持ちは、古今東西を問わず同じなのだとしみじみ思った。
最後の建物を指差して、ガイドさんが言った。
『あそこで音楽家が待機します。』
そして、私を音楽家かと聞いた。そうだというと、やっぱりと彼女は頷いた。

『私も日本に1年3ヶ月いました。新宿にいたんです。見ていると、私には、この人は日本人、この人は韓国人、この人は日本にいた韓国人ってわかる。でも、お客さんを見たとき、オーラが違うので外国人かと思った。芸能人かなって。』

日本人も外国人では?いや、今回は日本語お上手ですね、と言われなかっただけ良しとしよう。ふと足元を見ると黒くて縁が青く光る羽が落ちている。カササギの羽だ。拾い上げると後ろでカササギが、ギャギャギャと鳴いた。遠くにいる愛しい人に会える、か。私はカササギの羽を大切にバッグにしまった。

たくさんの質問のせいでツアーはすっかり長くなった。ガイドさんと名残惜しく挨拶をして、ホテルへ戻る。もう明日は帰国の日だっけ。

 

 

 

2016-07-11 | Posted in Michiyo’s JournalNo Comments »